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検査項目解説

検査名 マグネシウム
英検査名 Magnesium/Magnesium,Free
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。尿は凍結保存不可。
血清:1.8~2.6mg/dL
尿:0.02~0.13g/day
測定法 キシリジルブルー法
基準範囲出典 1.北村 元仕:実践臨床化学 1版(医歯薬出版):166-171,1974
2.荒川 泰行 他:日本臨床 53(増):762-768,1995
3.Tietz Textbook of Clinical Chemistry. Fourth edition. Edited by CA Burtis, ER Ashwood, DE Bruns. Philadelphia, WB Saunders Company, 2006, chapter 49, pp 1893-1912
4.Ryan MF: The role of magnesium in clinical biochemistry: an overview. Ann Clin Biochem 1991;28:19-26
5.Klemm KM, Klein MJ. Biochemical markers of bone metabolism. In: McPherson RA, Pincus MR, eds. Henry's Clinical Diagnosis and Management by Laboratory Methods. 22nd ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2011:chap 15.
6.Mason JB. Vitamins, trace minerals, and other micronutrients. In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman's Cecil Medicine. 25th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2016:chap 218.
7.藤井秀毅ほか:水電解質調節の基本理解─カルシウム,リン,マグネシウム.内科 98:33-36,2006
解説 Mgは成人体内に約24gあり、60~65%は骨、23%が筋肉で、血清中には0.2%含まれている。生理的な作用は細胞内酵素反応の活性化因子、アミノ酸活性化、蛋白合成、RNAやDNA合成、リボゾーム保全、神経筋の情報伝達、補体作用などである。臨床的にはMg欠乏が疑われる、易興奮性、テタニー、痙攣、心電図異常、神経筋異常などの症状を見た場合に測定する。また、慢性下痢、アルコール依存症、腎障害やジギタリス製剤や利尿剤の投与患者にもMgの測定も臨床的な意義がある。
高値:Milk-Alkali症候群、急性副腎不全、ケトアシドーシス、甲状腺機能低下症、腎障害、脱水症、薬剤(ビタミンD、リチウム)
低値:Bartter症候群、アルコール依存症、肝硬変、吸収不良症候群、原発性低Mg血症、原発性アルドステロン症、高Ca血症、甲状腺機能亢進症、腎不全、妊娠、副甲状腺機能亢進症、慢性下痢、薬剤(アンフォテリシンB、カルベニシリン、シスプラスチン、シクロスポリン、ゲンタマイシン)

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