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検査項目解説

検査名 マンガン
英検査名 Manganese
検体基準範囲 ヘパリン加採血した血液を検体とする。検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血液:0.8~2.5μg/dL
血清:0.4μg/dL以下
尿:2.0μg/L以下
測定法 原子吸光分光光度法
基準範囲出典 1.Tsalev DL et al:Bulletin of Environmental Contamination & Toxicology 17(6):660-666,1977
2.桜井春彦:Mn.荒記俊一(編);最新内科学大系1 環境因子による疾患.中山書店,1994,pp175-176
解説 Mnはスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)、ピルビン酸カルボキシラーゼなどの酵素の構成成分で、必須元素である。植物性食品が供給源で一日3~8mg摂取される。臨床的にはマンガン中毒が疑われるとき、人工栄養や経管栄養で欠乏が疑われるとき、マンガン取り扱い作業者の定期検査などで測定される。
高値:炎症性関節炎、肝炎、肝硬変、急性腎不全、腎透析、マンガン中毒、プロリダーゼ欠損症
低値:筋萎縮性側索硬化症、てんかん、中心静脈栄養、慢性腎不全

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