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検査項目解説

検査名 17-ケトジェニックステロイド2分画/17-KGS2分画
英検査名 17-Ketogenic Steroids 2 Fractions
検体基準範囲 蓄尿:24時間のトルエン蓄尿を検体とする。検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。冷凍保存は不可。
11-DEOXY-17KGS:男性(1.54~3.91mg/day)、女性(0.84~2.77mg/day)、11-OXY-17KGS:男性(3.86~13.8mg/day)、女性(3.25~8.10mg/day)
測定法 比色法
基準範囲出典 1.神戸川 明:ホルモンと臨床 22(11):1311~1318,1974
2.岡谷 裕二:日本臨床 53(増):425~428,19953.
3.小田桐恵美:17-KGS 2分画.桜林郁之介ほか(編);最新臨床検査項目辞典.医歯薬出版,2008,pp391-392
解説 17-KGSを分画するとコルチゾールの前駆体である11-deoxy-17-KGSとコルチゾールの代謝産物である11-oxy-17-KGSに分けられ11-deoxy-17-KGS値と11-oxy-17-KGS値の比は1:5である。臨床的には17-KGS測定と同様の意義を持つが、副腎皮質ホルモン合成酵素の異常を知るためには分画比がより有用である。また、21-OH lase欠損症と11β-OH lase欠損症では11-deoxy-17-KGSが高値となり、コルチゾールが上昇する疾患では11-oxy-17-KGSが高値となる。
高値(尿):(11-deoxy-17KGS:11-oxy-17KGS=0.2以上):副腎酵素欠損症、先天性副腎皮質過形成(21-ヒドロキシラーゼ欠損症、11β-ヒドロキシラーゼ欠損症)、メチラポン投与時
低値(尿):(11-deoxy-17KGS:11-oxy-17KGS=0.2以下):Cushing症候群、副腎皮質機能低下症(Addison病、下垂体機能低下症)

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