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検査項目解説

検査名 ミオシン軽鎖I/心室筋ミオシン軽鎖I
英検査名 Myosin Light Chain I
検体基準範囲 採血後直ちに測定すか、冷蔵保存する。長期は-20℃で保存する。
血清:2.5ng/mL以下
測定法 EIA
基準範囲出典 1.宮崎 修一 他:医学と薬学 52(3):443-449,2004
2.西村 敬史 他:日本臨床 53(増):243-245,1995 
解説 MLC Iは筋原線維構成蛋白で心筋損傷後4~12時間で血中に逸脱し7~14日間異常値が持続する。このため、心筋梗塞発症直後の診断には有用性は無いが、時間が経過した心筋梗塞の診断が可能である。臨床的には急性心筋梗塞の経過観察、治療効果判定の用いる。また、MLC Iが検出される狭心症は心筋障害を合併し予後不良であるため、狭心症の予後推定にも用いる。
高値(血清):急性心筋梗塞、心筋炎、筋ジストロフィー、皮膚筋炎、多発性筋炎、腎不全

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