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検査項目解説

検査名 ナチュラルキラー細胞活性/NK細胞活性
英検査名 Natural Killer Cell Activity
検体基準範囲 運動で活性が上昇するので、午前中、活動前に保存液入り採血管に採血する。検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血液:18~40%(参考値)
測定法 51Cr遊離法
基準範囲出典 1.康 浩一 他:Medical Technology 21(7):574-580,1993
2.安保 徹:日本臨床 48(増):726-729,1990
3.Fan YY, Yang BY, Wu CY: Phenotypically and functionally distinct subsets of natural killer cells in human PBMCs. Cell Biol International 2008;32:188-197
4.Cooper MA, Fehniger TA, Caligiuri MA: The biology of human natural killer subsets. Trends in Immunol 2001;22(11):633-640
5.Poli A, Michel T, Theresine M, et al: CD56(bright) NK cells: an important NK cell subset. Immunology 2009;126:458-465
6.von Bubnoff D, Andres E, Hentges F, et al: Natural killer cells in atopic and autoimmune diseases of the skin. J Allergy Clin Immunol 2010;125:60-68
7.石崎和沙ほか:NK細胞活性型レセプターNKG2Dの生体内における機能─腫瘍,自己免疫疾患,骨髄移植.実験医学 25:1321-1325,2007
解説 ナチュラルキラー細胞は抗原感作や組織適合性抗原複合体の影響を受けずに、ウイルスや腫瘍細胞などを非特異的に障害するリンパ球系細胞で、表面マーカーとしてCD2、CD56、CD57、CD16aが発現している。この細胞はウイルス感染の初期の防御、腫瘍細胞の障害作用、真菌や細菌の殺菌など多彩な生理作用がある。臨床的にはNK細胞の機能異常を疑う疾患、悪性腫瘍、自己免疫疾患、免疫不全症などで測定される。
高値(血液):Down症候群、ウイルス感染初期、関節リウマチ、気管支喘息発作時、薬剤(インターフェロン、金製剤)
低値(血液):AIDS、Chediak-Higashi症候群、Cronh病、悪性腫瘍末期、潰瘍性大腸炎、強皮症、結節性動脈炎、シェーグレン症候群、重症複合免疫症候群、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、白血病、慢性活動性肝炎、薬剤(ステロイド大量投与)

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