検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 ナイアシン/ニコチン酸/抗ペラグラ因子
英検査名 Niacin/Nicotinic Acid
検体基準範囲 ヘパリン入りポリスピッツ管で採血し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血液:4.7~7.9μg/mL
測定法 Bioassay
基準範囲出典 1.宮沢 滋:ビタミン 56(9・10):487-499,1982
2.国立健康・栄養研究所(監):厚生労働省策定 日本人の食事摂取基準(2010年版).ナイアシン.第一出版,2010,pp154-156
 
解説 ナイアシンはビタミンB複合体の一つで水溶性ビタミンである。食物として肝臓、肉類、豆類、生野菜などに含まれるほか、トリプトファンから合成され欠乏するとペラグラを発症するので、抗ペラグラ因子と呼ばれている。臨床的には下痢症、肝硬変、アルコール依存症イソニアシド(INH)などで二次性欠乏症が疑われる場合に測定する。また、トリプトファンのナイアシンへの転換にはビタミンB6が必要なため、B6が欠乏するとナイアシン欠乏を起こす。
高値(血液):ニコチン酸製剤服用時
低値(血液):Hartnup病、キサンツレン酸尿症、ビタミンB6欠乏症、ペラグラ、ポルフィリア、糖尿病、膀胱癌、 先天性トリプトファン尿症、トリプトファン-ニコチン酸代謝経路異常

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ