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検査項目解説

検査名 抗アセチルコリンレセプター結合型抗体/抗アセチルコリン受容体結合型抗体/Ach-R非阻害型抗体
英検査名 Anti-Acetylcholine Receptor Antibody/Acetylcholine Receptor Binding Antibodies
検体基準範囲 検体は血清分離後直ちに測定するか、保存する場合は凍結する。
血清:陰性(0.2nmol/L以下)
測定法 RIA
基準範囲出典 1.太田 光煕 他:ホルモンと臨床 48(1):89-93,2000
2.太田 光熈 他:日本臨床 53(増):461-464,1995
3.森本真司:抗アセチルコリン受容体抗体.中井利昭(編);検査値のみかた 改訂3版.中外医学社,2006,pp522-524
4.Lennon VA: Serological diagnosis of myasthenia gravis and distinction from the Lambert-Eaton myasthenic syndrome. Neurology 1997;48(Suppl 5):S23-S27
5.Lachance DH, Lennon VA: Chapter 19, Paraneoplastic neurological autoimmunity. In Neuroimmunology in Clinical Practice. Edited by B Kalman, T Brannagan III. Blackwell Publishing Ltd, 2008, pp 210-217
解説 この検査の目的は重症筋無力症の診断である。AChRは神経筋接合部の後シナプス膜上にあり、神経伝達物質であるアセチルコリンに応答する受容体で、筋収縮に関与している。AChR Abは重症筋無力症患者に特異的な自己抗体で、臨床的には重症筋無力症や胸腺腫を疑う場合に測定する。また、胸腺腫の術後や重症筋無力症の血漿交換療法のモニタリングとしても用いられている。重症筋無力症で80%、胸腺腫が合併した重症筋無力症では95%の陽性率を示す。眼瞼下垂や複視などの眼症状のみを呈する小児型やⅠ型(眼筋型)MGで、胸腺腫を合併していない症例では抗体陰性例が見られる。また、MG患者の中には抗AChR阻害型抗体のみが検出される症例もあるので、抗AChR阻害型抗体も同時に測定することが望ましい。
陽性(血清):重症筋無力症、自己免疫性甲状腺疾患
偽陽性:胸腺腫

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