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検査項目解説

検査名 アデノウイルス抗体/抗アデノウイルス抗体
英検査名 Adenovirus Antibody/Anti-Adenovirus Antibody
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
NT:血清:陰性(4倍未満)髄液:陰性(1倍未満)
CF:血清:陰性(4倍未満)髄液:陰性(1倍未満)
測定法 CF、NT
基準範囲出典 1.小林美由紀:アデノウイルス抗原・抗体.臨床医 28(増刊):1219-1221,2002
解説 この検査の目的はアデノウイルス感染を疑う場合の感染の有無の判定である。アデノウイルスは扁桃、アデノイド気道、角結膜、小腸などで増殖し、飛沫感染によって感染部位に限局性の急性疾患を発症する。また、リンパ組織では不顕性の洗剤感染を起こす。抗アデノウイルス抗体は上気道炎、角結膜炎、胃腸炎などの症状が、アデノウイルス感染によるものか否かを判断する目的で用いる。検査は発病後早期の急性期に採取した第一検体と、発病後2~3週の回復期に採取した第二検体をペアで測定し抗体価が4倍以上の上昇を示していれば、感染既往とする。アデノウイルス7型は乳幼児に重症の肺炎を起こすことがあり、髄膜炎、脳炎、心筋炎などを併発することもあるので注意する。測定法はCF(ウイルス中和反応)とNT(補体結合反応)があるが、CFはアデノウイルス群共通抗原なので、ウイルス血清型を知りたい場合はNTを用いる。
陽性(血清):咽頭結膜熱、上気道炎、咽頭炎、乳幼児下痢症、腸重積症、出血性膀胱炎、ウイルス性肺炎、肺炎、発疹症、流行性角結膜炎

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