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検査項目解説

検査名 ペプシノゲンI/血清ペプシノゲンI
英検査名 Pepsinogen I
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、室温保存で3日以内、冷蔵保存で7日以内に検査する。
血清:PGⅠ(15~100ng/dL)
胃癌ハイリスクスクリーニングの判定基準値:PGⅠ≦70ng/dLかつPGⅠ/Ⅱ≦3
測定法 CLEIA
基準範囲出典 1.三木 一正 他:医学と薬学 56(6):889-896,2006 
解説 PG Iは胃底腺で産生され胃癌に対する陽性反応的中率(陽性者で胃癌が発見された率)は1.5%とされPG I≦70ng/dLかつPG I/PG II≦3の患者は胃癌のハイリスクとして定期的な上部消化管内視鏡検査を行うのが原則である。臨床的には胃癌のスクリーニング検査として健診で頻用されている。
高値(PG I): Zollinger-Ellison症候群、十二指腸潰瘍、胃・十二指腸潰瘍、急性胃粘膜病変、腎不全、出血性胃びらん・潰瘍、薬剤(PPI)
低値(PG I):悪性貧血、萎縮性胃炎、胃腺腫、胃癌、胃切除後

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