検査項目解説
検査名 | ペルオキシダーゼ染色/ペルオキシダーゼ反応/ミエロペルオキシダーゼ染色 |
英検査名 | Peroxidase Stain |
検体基準範囲 |
骨髄液は採取後速やかに塗抹、乾燥、染色を行う。標本は室温保存可。 骨髄塗抹標本:芽球の陽性率(3%以上:AML、3%以下:ALL,CLL、ペルオキシダーゼ陰性:AML,M7) |
測定法 | 鏡検法 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
ペルオキシダーゼ染色は細胞内の酵素ペルオキシダーゼを染色で分別する方法で、顆粒球系・単球系細胞では陽性、リンパ球系細胞は陰性になるので急性骨髄性白血病と急性リンパ性白血病の鑑別、球性白血病の分類、先天性ミエロペルオキシダーゼ欠損症の診断に用いる。異常値を認めたらエステラーゼ染色、TdT活性値、表面マーカー、遺伝子解析などを行う。 異常値(骨髄中の芽球の陽性率3%以上):急性骨髄性白血病 (3%以下):急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病、ペルオキシダーゼ陰性急性骨髄性白血病、巨核球性白血病 |