検査・診断Matrix   ご利用の前に  利用方法  検体略号  参考資料
会員
ログイン
新規
会員登録
会員登録について][登録情報
 HOME > 検査項目解説

検査項目解説

検査名 血小板凝集能
英検査名 Platelet Aggregation Test/Platelet Aggregation
検体基準範囲 3.8%クエン酸Na1容と全血9容で乏血小板血漿を作り、採血後3時間以内に測定する。
血漿:コラーゲン(1~4μg/mLで凝集を認め、解離を認めない)、ADP(1~10μmol/Lで解離を伴わない明らかな二次凝集を認める)、エピネフリン(0.1~2μg/mLで解離を伴わない明らかな二次凝集を認める)
測定法 Bornの比濁法
基準範囲出典 1.Schafer A. Approach to the patient with bleeding and thrombosis. In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman's Cecil Medicine. 24th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2012:chap 174.
2.Schmaier AH. Laboratory evaluation of hemostatic and thrombotic disorders. In: Hoffman R, Benz EJ Jr, Silberstein LE, Heslop HE, Weitz JI, Anastasi J, eds. Hematology: Basic Principles and Practice. 6th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2013:chap 131.
3.井上克枝,矢冨 裕,尾崎由基男:血小板機能検査.検査と技術 28:865-869,2000
解説 血小板は活性化すると細胞内に活性化信号が発生し、膜糖蛋白GP IIb/IIIaに結合したフィブリノゲンを介して血小板同士が結合する。この経路に異常が生じると血小板凝集能に異常が認められる。検査は、多血小板血漿(PRP)にADP、エピネフリン、コラーゲン、リストセチンなどの凝集刺激剤を添加して血小板凝集の状態を見ることにより、異常の発生個所を確認するために行われる。臨床的には先天性・後天性の血小板機能異常症を疑う場合に用いる。
凝集能低下(血漿):Bernard-Soulier症候群、Gray Platelet症候群、von Willebrand病、血小板無力症、先天性無フィブリノゲン血症、薬剤(アスピリン)
凝集能亢進:von Willebrand病type IIb、血小板型von Willebrand病、急性心筋梗塞、高脂血症、動脈硬化症、脳梗塞

会員の方は、ログインしてご覧ください。
会員登録がまだお済みでない方は[新規登録]ボタンからご登録をお願いいたします。

新規登録 ログイン
上へ

HOME

下へ