検査項目解説
検査名 | 血小板由来成長因子/血小板由来増殖因子 |
英検査名 | Platelet-Derived Growth Factor |
検体基準範囲 |
クエン酸加乏血小板血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 乏血小板血漿:0.9~7.4ng/mL |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 臨床検査項目辞典,医歯薬出版 |
解説 |
PDGFは血小板、マクロファージ、血管内皮細胞、平滑筋などから分泌され、肺、腎、血管、精巣、神経などの臓器形成に関与している。臨床的には骨髄増殖性疾患、動脈硬化症、虚血性心疾患などで高値になる。 高値(血漿):悪性腫瘍(頭頚部癌、軟部肉腫、乳癌)、強皮症、骨髄線維症、動脈硬化症、本態性血小板血症、薬剤(フィブラート系薬剤) 低値(血漿):急性心筋梗塞、薬剤(ジビリダモール) |