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検査項目解説

検査名 抗下垂体細胞質抗体/抗下垂体抗体-1
英検査名 Anti-Anterior Pituitary Cell Antibody
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:陰性
測定法 間接蛍光抗体法
基準範囲出典 1.Sugiura M et al:Diabetes Research 3:111-114,1986
2.小林 功:日本臨床 53(増):510-512,1995 
解説 抗下垂体細胞質抗体は下垂体に対する自己抗体と考えられている。臨床的には自己免疫性下垂体炎で陽性になるため、この疾患の発症機序に関与しているとされている。その他の疾患では、1型糖尿病やACTH欠損症で20~50%に認められる。臨床的には自己免疫性下垂体炎、ACTH欠損症、1型糖尿病、橋本病、Basedow病で陽性を示す。陽性の場合は下垂体前葉機能検査、甲状腺機能検査、副腎皮質機能検査、糖代謝などの検査を行う。
陽性(血清):ACTH欠損症、Basedow病、1型糖尿病、自己免疫性(リンパ球性)下垂体炎、橋本病

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