検査項目解説
検査名 | プレグナントリオール |
英検査名 | Pregnanetriol |
検体基準範囲 |
24時間蓄尿を検体とし、速やかに測定するか、冷蔵保存する。 蓄尿:男性(0.13~1.60)、女性卵胞期(0.13~1.30)、 黄体期(0.13~1.90)、閉経期(0.02~0.83mg/day) |
測定法 | GC/MS法(酵素水解法) |
基準範囲出典 |
1.平井 利生 他:日本臨床検査自動化学会会誌 9(2):564-567,1984 2.中山 徹也 他:日本臨床 40(増):683-685,1982 3.遠藤 彰ほか:尿中プレグナントリオール.小児内科 37:447-449,2005 |
解説 |
P3は卵巣、精巣、副腎で産生される17α-ヒドロキシプロゲステロン(17-OHP)の代謝産物で生物学的活性は殆どない。24時間蓄尿中のP3を測定することで、17-OHPの一日産生量を推定出来る。臨床的には先天性副腎皮質過形成が疑われる患者やクッシング症候群などで測定する。 高値(尿):クッシング症候群、先天性副腎皮質過形成、多嚢胞性卵巣症候群、妊娠、副腎男性化腫瘍 低値(尿):下垂体機能不全、副腎性腺機能低下症 |