検査項目解説
検査名 | プレカリクレイン/Fletcher因子 |
英検査名 | Prekallikrein |
検体基準範囲 |
3.8%クエン酸Na血漿を検体とし、速やかに測定する。 血漿:65~130% |
測定法 | 凝固法 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
PKは第XII因子、第XI因子と同じ接触因子で血中では高分子キニノゲンと結合して存在し、活性化第XII因子により分解されカリクレインになり、このカリクレインが第XII因子を活性化する相互活性化作用を持つ糖蛋白である。臨床的には出血傾向が殆どみられないが、APTTが高度に延長している患者を見た場合に測定するが、HMW-Kと第XII因子も同時に測定する。 低値(血漿):遺伝性血管神経浮腫、肝硬変、高分子キニノゲン欠乏症、ショック、消化器癌、先天性プレカリクレイン欠乏症、播種性血管内凝固症候群、慢性腎不全 |