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検査項目解説

検査名 プロリンヒドロキシラーゼ/プロリン水酸化酵素
英検査名 Proline Hydroxylase
検体基準範囲 血清分離後速やかに測定するか、凍結保存する。
血清:80ng/mL以下
測定法 EIA
基準範囲出典 1.臨床検査データブック 医学書院
解説 PHはプロリンを水酸化してヒドロキシプロリンにする水酸化酵素で3種の異性体を持つ。この酵素は肺や皮膚などコラーゲンの多い組織で活性が高く、多くは細胞のミクロソームに存在する。臨床的にはコラーゲン生成に関与していることから、線維増殖性疾患で組織活性が亢進するので、血中に逸脱する酵素活性測定は組織増殖性疾患の存在確認、経過観察に有用である。臨床的には線維増殖性疾患の病態把握に生検の代わりに利用される。
高値(血清):アルコール性肝障害、肝硬変、原発性胆汁性肝硬変、肝細胞癌、急性肝炎極期、転移性肝癌、肺線維症、慢性活動性肝炎、非ホジキンリンパ腫、褐色細胞腫

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