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検査項目解説

検査名 ピルビン酸
英検査名 Pyruvic Acid
検体基準範囲 早朝空腹時に非駆血帯下で、除蛋白液入りの容器に採血し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。
除蛋白液:ピルビン酸(0.30~0.94mg/dL)、乳酸(4.0~16.0mg/dL)
測定法 ピルビン酸オキシダーゼによる酵素法
基準範囲出典 1.浅沼 和子 他:生物試料分析 8(3):16-24,1985
2.清水 孝郎:日本臨床 53(増):586-589,1995
3.Munnich A, Rotig A, Cormier-Daire V, Rustin P: Clinical presentation of respiratory chain deficiency. OMMBID Accessed 10 Nov 2015. Available from URL: http://ommbid.mhmedical.com/content.aspx?bookid=971&Sectionid=62677811
4.Robinson BH: Lactic acidemia: disorders of pyruvate carboxylase and pyruvate dehydrogenase. OMMBID. Accessed 10 Nov 2015. Available from URL: http://ommbid.mhmedical.com/content.aspx?bookid=971&Sectionid=62633368
5.Shoffner JM: Oxidative Phosphorylation Diseases. OMMBID Accessed 10 Nov 2015. Available from URL: http://ommbid.mhmedical.com/content.aspx?bookid=971&Sectionid=62634554
6.俵本和仁:ピルビン酸.内科 93:1086,2004
解説 ピルビン酸は骨格筋、赤血球、脳、皮膚、腸管で産生され肝と腎で代謝される。健常人では血中の乳酸とピルビン酸濃度はほぼ10:1に保たれている。臨床的には血液循環不全や糖尿病、肝不全、悪性腫瘍、ビタミンB1欠乏症などによる代謝障害を疑う場合に乳酸と共に測定する。
高値(乳酸):肝不全、骨格筋痙攣、呼吸性アルカローシス、循環不全、代謝性アルカローシス、低酸素血症、糖尿病(コントロール不良)
高値(ピルビン酸):肝障害、循環不全、糖原病I型、尿毒症、ビタミンB1欠乏症、ミトコンドリア脳筋症
低値(乳酸):糖原病II、V、VII型、乳酸脱水素酵素欠損症
低値(ピルビン酸):筋グリコーゲン病

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