検査項目解説
検査名 | 赤血球寿命 |
英検査名 | Erythrocyte Survival |
検体基準範囲 |
EDTA加血液を採取後速やかに測定する。 血液:T▽1/2▽=30~34日 |
測定法 | 51Cr法 |
基準範囲出典 | 臨床検査項目辞典,医歯薬出版 |
解説 |
赤血球は骨髄から出た網状赤血球が成熟赤血球になり、約120日で寿命を終える。しかし赤血球の崩壊が亢進する溶血などでこの寿命は短縮する。この検査は赤血球をアイソトープで標識し体内に戻し、血液中のγ線を測定し、赤血球の崩壊の状態と崩壊が起きている臓器を知るために行う。臨床的には溶血性貧血の診断に用いる。 短縮(静脈血):肝硬変、再生不良性貧血、白血病、発作性夜間ヘモグロビン尿症、溶血性貧血 |