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検査項目解説

検査名 ボレリア抗体/ボレリア・ブルクドルフェリ抗体/ライム病抗体/抗ライム病抗体
英検査名 Borrelia Burgdorferi Antibody/Anti-Borrelia Burgdorferi Antibody
検体基準範囲 混濁血清は検査できないので、食後3~4時間に採血する。検体は血清分離後速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:陰性
測定法 EIA、ELISA、WB
基準範囲出典 1.Dattwyler RJ: Lyme borreliosis: an overview of clinical manifestations. Lab Med 1990;21:290-292
2.Schwan TG, Burgdorfer W, Rosa PA: Borrelia. In Manual of Clinical Microbiology. Seventh edition. Edited by PR Murray. Washington, DC, ASM Press, 1999, pp 746-758
3.CDC: Recommendation for test performance and interpretation from second national conference on serological diagnosis of lyme disease. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 1996;45:481-484
4,Package insert: Immunetics C6 B burgdorferi (Lyme) ELISA Kit, Immunetics, Inc, Boston, MA 02210-2377, 2013
5.川端寛樹:ライム病.国立感染症研究所学友会(編);感染症の事典.朝倉書店,2004,pp251-253
解説 この検査はライム病の診断に用いる。抗ボレリア・ブルクドルフェリ抗体はLyme病の起炎菌に対する抗体である。このスピロヘータはマダニを媒介宿主として咬傷部より進入し、皮膚に特徴的な慢性遊走性紅斑を作る。感染初期は感冒様症状で始まり、数週から数ヶ月後に神経症状、循環器症状、関節炎症状を発症する。臨床的には中部地方、北海道のLyme病流行地でマダニ咬傷のある患者や遊走性紅斑を認める患者に測定する。
陽性(血清):Lyme病、梅毒、回帰熱

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