検査項目解説
検査名 | レムナント様リポ蛋白コレステロール/RLP-コレステロール |
英検査名 | Remnant Like Particles-Cholesterol/RLP-C |
検体基準範囲 |
早朝空腹時に採血し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:7.5mg/dL以下 |
測定法 | 免疫吸着法 |
基準範囲出典 |
1.大石 千早 他:日本臨床検査自動化学会会誌 35(1):83-87,2010 2.山村 卓 他:臨床病理 58(6):613-621,2010 3.土井英樹:高レムナントリポ蛋白血症.日本臨牀 65(増刊):360-365,2007 |
解説 |
RLP-CはカイロミクロンやVLDLがリポ蛋白リパーゼによって分解され生じる中間代謝物の総称で、トリグリセリド、アポ蛋白B、C-II、C-III、Eと正の相関がある。動脈硬化の基礎病変の一つである粥状硬化症の原因物質の一つとされているため、レムナント粒子の動態は動脈硬化性疾患の病態解析に有用とされる。臨床的には動脈硬化性疾患の危険因子として、またIII型高脂血症の簡易検査法として測定する。異常値を見た場合はリポ蛋白分画、アポ蛋白の測定を行う。 高値(血清):動脈硬化性疾患、原発性高脂血症、続発性高脂血症 |