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検査項目解説

検査名 網赤血球/レチクロサイト/網状赤血球数
英検査名 Reticulocyte/Reticulocytes
検体基準範囲 EDTA入り採血管で採血し、速やかに測定するか、冷蔵保存する。室温保存検体は24時間以内に測定する。
血液:男性(2~27‰)、女性(2~26‰)
測定法 自動化法
基準範囲出典 1.Clinical Hematology: Principles, procedures, correlations. Second edition. Edited by CA Lotspeich-Steininger, EA Stiene-Martin, JA Koepke. Philadelphia, Lippincott-Raven, 1998, pp 114-117
2.Bope ET, Kellerman RD. Hematology. In: Bope ET, Kellerman RD, eds. Conn's Current Therapy 2016. Philadelphia, PA: Elsevier; 2016:chap 12.
3.Bunn HF. Approach to the anemias In: Goldman L, Schafer AI, eds. Goldman's Cecil Medicine. 25th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2015:chap 158.
4.Goljan EF. Red blood cell disorders. In: Goljan EF, ed. Rapid Review Pathology. 4th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2014:chap 12.
解説 網赤血球は大型の幼若赤血球で、細胞質内に超生体染色で染まる網状構造を持つ。末梢血液中では約1日で網状構造が取れ成熟赤血球になる。数の増加は骨髄での赤血球産生増加を、また減少は産生低下を示す。臨床的には骨髄での赤血球産生の指標、特に再生不良性貧血と溶血性貧血の診断、治療効果判定に有用である。また、鉄欠乏性貧血の鉄剤投与のモニタリングとしても用いる。
高値(血液):出血後、貧血に対する治療に反応した時、溶血性貧血、マラリア、遺伝性球状赤血球症、鎌形赤血球症、後天性溶血性貧血、発作性夜間血色素尿症、アルコール依存症、血栓性血小板減少性紫斑病、新生児溶血性疾患
低値(血液):巨赤芽球性貧血、急性骨髄性白血病、甲状腺機能低下症、再生不良性貧血、慢性腎不全、薬剤(抗腫瘍薬)

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