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検査項目解説

検査名 リウマチ因子測定/RAゼラチン凝集反応/リウマチ因子定量
英検査名 Rheumatoid Factor
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存で1~2ヶ月安定。
血清:15IU/mL以下
測定法 免疫比濁法
基準範囲出典 1.向田 直史 他:臨床検査 31(6):603-609,1987
2.宮城 憲一 他:医学のあゆみ 161(9):663-666,1992
3.Winchester RJ: Characterization of IgG complexes in patients with rheumatoid arthritis. Acad Sci 1975;256:73-81
4.Roberts-Thomson PJ, McEvoy R, Langhans T, Bradley J: Routine quantification of rheumatoid factor by rate nephelometry. Ann Rheum Dis 1985;44:379-383
5.Andrade F, Darrah E, Rosen A. Autoantibiodies in rheumatoid arthritis. In: Firestein GS, Budd RC, Gabriel SE, McInnes IB, O'Dell JR, eds. Kelley's Textbook of Rheumatology. 9th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2012:chap 56.
6.Mason JC. Rheumatic diseases and the cardiovascular system. In: Holcomb GW, Murphy JD, Ostlie DJ, eds. Ashcraft's Pediatric Surgery. 6th ed. Philadelphia, PA: Elsevier Saunders; 2014:chap 84.
7.熊谷俊一ほか:リウマトイド因子.medicina 42(増刊):428-430,2005
解説 RFは変性ヒトIgGのFcレセプター部分と反応する自己抗体でIgA、IgG、IgM型の3種がある。関節リウマチの80~85%で陽性となるが、健常者の2~4%、健常高齢者の10%で陽性になることが知られている。臨床的には関節リウマチや膠原病類縁疾患を疑う場合のスクリーニング検査として用いる。ただし、慢性肝疾患、慢性感染症や健常人でも陽性になる場合があり、疾患特異性は高くない。異常値を見た場合はIgGクラスRF、抗ガラクトース欠損IgG抗体、免疫複合体を測定し、RAが疑われたら、抗CCP抗体を測定する。
高値(血清):Sjogren症候群、関節リウマチ、重複症候群、全身性エリテマトーデス、全身性硬化症、多発筋炎、サルコイドーシス、細菌性心内膜炎、インフルエンザ、ハンセン病、ウイルス性肝炎、マラリア、トリパノゾーマ症、リーシュマニア症、住血吸虫症、フィラリア、梅毒、塵肺症
低値(血清):慢性肝疾患、慢性感染症、亜急性心内膜炎、高齢者

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