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検査項目解説

検査名 シアリルTn抗原
英検査名 Sialyl-Tn Antigen/STN
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。長期保存は-20℃以下で行う。
血清:腫瘍マーカーとしてのカットオフ値:45U/mL以下
測定法 RIA固相法
基準範囲出典 1.井村 裕夫 他:癌と化学療法 16(9):3213-3219,1989
2.神奈木玲児:腫瘍マーカー STN(シアリルTn抗原).日本臨牀 63(増刊):659-662,2005
解説 STNは正常人の睾丸Lydig細胞、結腸のGoblet細胞、胃のParietal細胞や毛細血管内皮に存在し発育分化抗原としての意義を持つとされるが、なぜ癌細胞で増加するかについては諸説がある。臨床的には卵巣癌と消化器癌で高値を示す特徴があり、卵巣癌では40~50%の陽性率を示し偽陽性が少ない。また胃癌、大腸癌、膵癌でも20~40%の陽性率を示す。このマーカーは早期癌での有用性は低いが、進行癌の経過観察に有用といわれる。
陽性(血清):胃癌再発、子宮頸癌、膵癌、胆道癌、大腸癌、卵巣癌
偽陽性:胆石、呼吸器系疾患、卵巣嚢胞

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