検査項目解説
検査名 | 可溶性E-セレクチン/可溶性CD62E/可溶性ELAM-1 |
英検査名 | Soluble E-Selectin |
検体基準範囲 |
EDTA加血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:17.9~79.2ng/mL |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.光岡 ちか子 他:臨床免疫 28(9):1157-1163,1996 |
解説 |
sCD62Eは、サイトカインで活性化された血管内皮細胞に発現し、白血球との接着に関与している。また、癌組織などの血管新生が盛んな場所でも発現する。臨床的には炎症性疾患の活動性や癌組織での血管新生の程度を判断するために用いる。 高値(血漿):Sarcoidosis、ホジキンリンパ腫、悪性黒色腫、アレルギー疾患、移植片拒絶反応、肝細胞癌、関節リウマチ、血管炎症候群、膵癌、成人呼吸促迫症候群、成人T細胞性白血病、全身性炎症反応症候群、転移性肝癌、糖尿病性腎症、動脈硬化症、乳癌、敗血症、膀胱癌、慢性Bリンパ球性白血病 |