検査項目解説
検査名 | 可溶性 IL-2レセプター/IL-2レセプター/可溶性 IL-2受容体 |
英検査名 | Soluble Interleukin-2 Receptor/Interleukin-2 Receptor |
検体基準範囲 |
検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:145~519U/mL |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 |
1.丹部 絵梨 他:医療と検査機器・試薬 37(5):649-657,2014 2.田中 信介:臨床免疫 24(11):1554-1561,1992 3.伊豆津宏二:可溶性IL-2受容体.内科 93:1276,2004 |
解説 |
sIL-2Rは細胞表面に存在し、リンパ球などと結合し刺激を細胞内に伝える働きがある。悪性リンパ腫では受容体の発現が亢進している為、血液中のsIL-2Rが増加するので、これら疾患の重症度推定、治療効果判定などに用いる。臨床的にはATLLと非ホジキンリンパ腫の病勢や治療効果判定、再発の早期発見に使われる。 高値(血清):Sarcoidosis、悪性リンパ腫、悪性腫瘍、移植後、ウイルス感染症、間質性肺炎、関節リウマチ、血球貪食症候群、結核、成人T細胞性白血病、成人Still病、リンパ性白血病 |