検査項目解説
検査名 | 可溶性P-セレクチン/可溶性CD62P/可溶性GMP-140 |
英検査名 | Soluble P-Selectin |
検体基準範囲 |
保存剤入り血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:75.9~344ng/mL |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
sCD62Pは、血小板α顆粒や血管内皮細胞中に分布し、トロンビン、ヒスタミン、インターロイキン-8、血小板活性因子、TNF-αなどの刺激が加わると細胞表面に出現する。臨床的には血管傷害、血栓形成、炎症性病態に関与しているので、これらの疾患を疑う場合に測定する。 高値(血漿):関節リウマチ、血管炎症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、成人呼吸促迫症候群、全身性炎症反応症候群、糖尿病性腎症、動脈硬化症、敗血症、溶血性尿毒症症候群、ループス腎炎 |