検査項目解説
検査名 | 可溶性腫瘍壊死因子レセプター-I |
英検査名 | Soluble Tumor Necrosis Factor Receptor-I/Soluble Tumor Necrosis Factor Receptor |
検体基準範囲 | EDTA血漿:434~930pg/mL(参考値) |
測定法 | EIA |
基準範囲出典 | 1.LSIメディエンス |
解説 |
sTNF-R-Iは分子量の異なる2種類があり、sTNF-R-IとsTNF-R-IIと呼ばれている。このうち、sTNFR-Iはシグナル伝達を担っているが、sTFNR-IIの機能は不明である。癌患者血清中にはTNFの作用を阻害する蛋白があり、生体内でTNFに拮抗する制御因子として機能していると考えられている。臨床的には悪性腫瘍や白血病患者の病態把握に用いられる。 高値(血漿):AIDS、悪性腫瘍、エンドトキシンショック、炎症性疾患、白血病、慢性腎不全 |