検査項目解説
検査名 | 可溶性VCAM-1/可溶性CD106/可溶性血管細胞接着分子-1 |
英検査名 | Soluble Vascular Cell Adhesion Molecule-1 |
検体基準範囲 |
EDTA加血漿を検体とし、速やかに測定するか、凍結保存する。 血漿:277~836ng/mL(参考値) |
測定法 | ELISA |
基準範囲出典 | 1.木谷 敦:臨床免疫 28(9):1150-1156,1996 |
解説 |
sVCAM-1はIL-1、TNF-α、INF-γや活性酸素などの刺激で、血管内皮細胞やマクロファージに発現し、リンパ球や好酸球などとの接着に関与している。自己免疫、感染、腫瘍の浸潤、アレルギーなどでもたらされる炎症性病態に深くかかわっている。臨床的には各種炎症性疾患の活動性の評価、治療効果判定に用いる。 高値(血漿):HIV-1感染、Sarcoidosis、移植片拒絶、関節リウマチ、気管支喘息、急性心筋梗塞、血管炎症候群、サイトメガロウイルス感染、成人呼吸促迫症候群、全身性エリテマトーデス、全身性炎症反応症候群、動脈硬化症、敗血症、脳脊髄炎 |