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検査項目解説

検査名 硫酸抱合型胆汁酸(尿)
英検査名 Sulfated Bile Acids
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
尿:新生児(3.46~11.86μmol/g・Cr)、満1歳まで(0.76~12.38μmol/g・Cr)、満2歳まで(0.96~11.1μmol/g・Cr)、満3歳まで(3.74~12.5μmol/g・Cr)、満4歳まで(1.76~13.06μmol/g・Cr)、満5歳まで(0.41~7.27μmol/g・Cr)、満6歳まで(17.42μmol/g・Cr)、満17歳まで(0.68~5.74μmol/g・Cr)、成人(1.37~4.89μmol/g・Cr)
測定法 酵素法
基準範囲出典 1.臨床検査データブック 医学書院
解説 ヒトの胆汁酸はコール酸、ケノデオキシコール酸、デオキシコール酸、リトコール酸、ウルソデオキシコール酸の5種類に分けられる。肝実質細胞障害や胆汁うっ滞では肝細胞内での胆汁酸濃度が上昇し硫酸抱合反応が促進される。硫酸抱合胆汁酸は水溶性のため抱合を受けない胆汁酸に比べ速やかに腎から排泄される。臨床的には肝実質性細胞障害や胆汁うっ滞で尿中硫酸抱合胆汁酸画増加し、尿中ビリルビンやウロビリノーゲン測定に比べ感度、特異度ともに優れている為、これら疾患のスクリーニングに有用である。
高値(尿):肝実質性障害、肝内・肝外胆汁うっ滞

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