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検査項目解説

検査名 総サイロキシン/総T4/サイロキシン/チロキシン
英検査名 Thyroxine(T4)/Total Thyroxine/Thyroxine
検体基準範囲 検体は速やかに測定するか、冷蔵保存する。
血清:6.10~12.4μg/dL
測定法 ECLIA
基準範囲出典 1.楚南 盛正 他:医学と薬学 46(5):759-771,2001
2.横山 直方 他:日本臨床 53(増):372-375,1995
3.Wilson JD, Foster DW, Kronenburg MD, et al: Williams Textbook of 4.Endocrinology. Ninth edition. WB Saunders Company, 1998
5.Wilson JD, Foster DW, Kronenburg MD, et al: Williams Textbook of Endocrinology. Ninth edition. WB Saunders Company, 1998
解説 T4は甲状腺で合成され、コロイド状態で貯蔵され血中に分泌される。その、99.97%は甲状腺ホルモン結合蛋白に結合し0.03%が遊離T4として存在している。臨床的には甲状腺機能異常が疑われるとき、甲状腺疾患の治療効果判定に用いられる。
高値(血清):Basedow病、Plummer病、TBG増加症、TSH産生腫瘍、亜急性甲状腺炎、一過性甲状腺中毒症(出産後)、急性化膿性甲状腺炎、経口避妊薬服用、甲状腺ホルモン不応症、抗T4自己抗体、妊娠、無痛性甲状腺炎
低値(血清):TBG欠損症、肝硬変、抗T4自己抗体、続発性甲状腺機能低下症、特発性粘液水腫、ネフローゼ症候群、橋本病、薬剤(アンドロゲン、蛋白同化ホルモン)

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