検査項目解説
検査名 | トランスケトラーゼ/グルコースアルデヒドトランスフェラーゼ |
英検査名 | Transketolase |
検体基準範囲 |
ヘパリン加採血し、速やかに測定するか、凍結保存する。 血液:0.75~1.3IU/g・Hb |
測定法 | 酵素法 |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
トランスケトラーゼは解糖の五炭糖リン酸回路第2相の反応に関与している酵素である。各種臓器に広く分布しているが、補酵素に活性化ビタミンB1が必要なので、ビタミンB1が欠乏すると低値を示す。臨床的にはビタミンB1欠乏状態の評価に用いる。異常値を認めたら、ビタミンB1を測定する。 低値(血液):Wernicke脳症、アルコール過剰摂取、脚気、過労、肝硬変、甲状腺機能亢進症、糖質摂取過剰、妊娠、発熱 |