検査項目解説
検査名 | Ⅰ型プロコラーゲンC末端プロペプチド |
英検査名 | C-Terminal Propeptide of Type I Procollagen/Type I Procollagen C-Terminal Propeptide |
検体基準範囲 |
検体採取後速やかに測定するか、冷蔵保存する。 血清:RIA 30~182ng/mL、カットオフ値は160ng/mL、ELISA 100ng/mL |
測定法 | RIA、ELISA |
基準範囲出典 | 1.最新 臨床検査項目辞典 医歯薬出版株式会社 2008 |
解説 |
この検査は癌の骨転移の診断と骨形成のマーカーとして有用であるPICPはI型プロコラーゲンがI型コラーゲンになりコラーゲン線維に組み込まれる際に血中の放出されるので、血中濃度はコラーゲン線維の生成速度を反映している。 高値(血清):Paget病、腫瘍随伴体液性高Ca血症、悪性疾患、転移性骨腫瘍、甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症、アルコール中毒、神経性食欲不振症、慢性腎不全、強皮症 低値(血清):関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、骨形成不全症 |