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病理・血液・細胞診断画像

画像	病理診断名	臨床診断名	検体	解説
	膿尿（好中球）		尿	尿中の白血球は、大部分が好中球で核をみると分葉核が観察される。活動性の炎症時では、S染色にほとんど染まらない。
	膿尿（好中球）		尿	分葉核が明瞭な好中球を認める。背景には細菌を認める。尿路感染症では多数の細菌と白血球（好中球）を認めるのが特徴である。
	膿尿（白血球）		尿	アメーバ状の白血球を認める。活動性の炎症時では、細長く偽足を伸ばしたアメーバ状の白血球を認める場合がある。
	膿尿（白血球）		尿	円形単核の白血球で、白血球が多数みられる際や炎症傾向が強い場合にしばしば観察される。
	膿尿（白血球）		尿	画像1164の白血球をPOD染色したもので、細胞質の顆粒が青色に染まり、円形単核であるが、リンパ球ではなく、骨髄系白血球と思われる。
	膿尿（単球）		尿	単球は核形が円形～楕円形、腎臓形を呈する。中央の単球は核形が腎臓形を呈する。背景にも同様に核にくびれを有する単球を認める。
	尿路上皮細胞（表層型）		尿	表層型の尿路上皮細胞で。細胞辺縁はとがっている角状、細胞質はザラザラした顆粒状、核は小胞状を呈する。しばしば多核を呈する。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、辺縁は尿路上皮細胞の特徴である角状を呈する。細胞質は顆粒状で1～2個の核を認める。
	尿路上皮細胞（深層型～表層型）		尿	深層型～表層型の尿路上皮細胞で、各層とも核の大きさ、細胞質の質感（顆粒状）は同じである。左上に扁平上皮細胞を認める。
	尿路上皮細胞（深層型）		尿	深層型の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状、細胞質は顆粒状、核は小胞状を呈する。
	尿路上皮細胞（深層型）		尿	深層型の尿路上皮細胞で、わずかであるが角状の細胞質を認める。核は小胞状でやや楕円形である。
	尿路上皮細胞（深層型）		尿	深層型の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状、細胞質は均質状～顆粒状、核はやや偏在した小胞状を呈する。
	尿路上皮細胞（深層型）		尿	深層型の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状、細胞質は薄く均質状、核は小胞状で小型の核小体を認める。
	尿路上皮細胞		尿	円形状の尿路上皮細胞で、上段の2つの尿路上皮細胞に注目すると、細胞辺縁は角状、細胞質は顆粒状で、円形状の細胞と同様である。
	尿路上皮細胞		尿	紡錘形の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状、核はやや偏在した小胞状を呈する。
	尿路上皮細胞		尿	四角形～紡錘形の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状である。核は濃縮状で尿細管上皮細胞に類似する。
	尿路上皮細胞		尿	紡錘形～円柱形の尿路上皮細胞で、各細胞の辺縁は角状、核はやや偏在した小胞状、一部は濃縮状を呈する。
	尿路上皮細胞		尿	繊維状の細長い尿路上皮細胞で、白血球大の核は偏在し、小型の核小体を認める。
	尿路上皮細胞		尿	繊維状の尿路上皮細胞で、核は偏在する。繊維状の尿細管上皮細胞との違いは、細胞質に厚みがあるのが特徴である。
	尿路上皮細胞		尿	繊維状の尿路上皮細胞で、各細胞は細長く辺縁は角状である。核は円形～楕円形である。一部の核は濃縮状を呈している。
	尿路上皮細胞		尿	繊維状の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状、細胞質は細顆粒状、核は白血球大の小胞状である。核内には小型の核小体を認める。
	尿路上皮細胞		尿	繊維状の尿路上皮細胞で、細胞辺縁は角状を呈する。繊維状の尿細管上皮細胞との鑑別は細胞質に厚みがある。
	尿路上皮細胞		尿	一部の細胞質が細長く伸びた尿路上皮細胞である。細胞質は顆粒状、核は小胞状で小型の核小体を認める。
	尿路上皮細胞		尿	細胞集塊の判定は、集塊の辺縁の細胞を観察する。右上の細胞は尿路上皮細胞の特徴である角状辺縁構造を認める。
	尿路上皮細胞		尿	尿路上皮細胞の集塊で、右上の細胞は細胞辺縁が角状、各細胞の細胞質は顆粒状を呈する。核は小胞状であるが一部、濃縮状を呈する。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、上部の細胞辺縁は角状を呈する。N/C比が高く異型細胞に類似するが核の異型所見はみられない。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、細胞辺縁は角状を呈する。異型細胞に類似するが核の異型所見はみられない。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、核は各細胞のほほ中心に位置し、小胞状を呈する。小型の核小体を認める。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、集塊の辺縁には角状を呈する細胞がみられる。集塊の中には中層型～表層型の細胞もみられる。
	尿路上皮細胞		尿	シート状の尿路上皮細胞集塊で、辺縁の細胞は角状を呈する。核は小胞状で小型の核小体を認める。