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病理・血液・細胞診断画像

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画像 病理診断名 臨床診断名 検体 解説
膿尿(好酸球) 尿 好酸球は細胞質内の好酸性顆粒が黒光りして観察される。好中球に比べ細胞質内の顆粒が大きく目立つのが特徴である。
膿尿(好酸球) 尿 尿路変更術後患者尿(回腸導管術)では、しばしば好酸球を認める。細胞質内の顆粒が目立つのが判る。
膿尿(好酸球) 尿 好酸性顆粒はHansel染色で桃色に染まる。無染色やS染色では、好酸球の判定は熟練を要するがHansel染色では容易に鑑別可能となる。
膿尿(好酸球) 尿 好酸性顆粒はMay-Giemsa染色で赤紫色に染まる。核は2~3分核を認めることが多い(左:好酸球、右:好中球)。
尿細管上皮細胞 尿 繊維状の尿細管上皮細胞で、塩類円柱の辺縁に付着している。繊維状の尿細管上皮細胞は塩類円柱とともに観察されることが多い。
尿細管上皮細胞 尿 繊維状の尿細管上皮細胞で、塩類円柱の辺縁に付着している。細胞質は薄く細長い。核も同様に細長い。
尿細管上皮細胞 尿 繊維状の尿細管上皮細胞で、円柱の辺縁に付着している。塩類円柱を認める場合、円柱の辺縁に繊維状の尿細管上皮細胞を認めることが多い。
尿細管上皮細胞 尿 繊維状の尿細管上皮細胞で、塩類円柱の辺縁にみられる。細胞質は薄く、不明瞭ながら認める核は小胞状で偏在する。
顆粒円柱 尿 円柱内に粗大な顆粒成分を認める。顆粒成分の由来は、大部分は尿細管上皮細胞の破壊変性が進行したものである。
顆粒円柱 尿 円柱の一部に切れ込みを認めるが、基質内は顆粒状を呈する。通常、S染色では赤紫色を呈するが青紫色を呈する場合もある。
顆粒円柱 尿 円柱内の基質成分は顆粒状を呈する。円柱に厚みがあり、背景との境界が明瞭である。
顆粒円柱 尿 硝子円柱内に顆粒成分が1/3以上占める場合を顆粒円柱とする。また、顆粒成分が1/3未満の場合、硝子円柱とする。
顆粒円柱 尿 円柱内に顆粒成分を1/3以上認め、顆粒円柱である。円柱内の顆粒成分が散在する場合は、端に寄せたと仮定して判断する。
顆粒円柱 尿 円柱内に顆粒成分が散在してみられる。顆粒成分が1/3以上を占めるため顆粒円柱である。
顆粒円柱 尿 円柱の辺縁に硝子成分がみられ、糞便の混入時にみられる植物由来の残渣に類似する。背景所見をよく観察し鑑別に注意する
顆粒円柱 尿 赤血球由来の顆粒円柱で、尿細管上皮由来の顆粒円柱と比較すると、顆粒が赤みを帯びている。
顆粒円柱 尿 顆粒円柱の辺縁には、繊維状の尿細管上皮細胞を認める。細胞質は薄く厚みがない。
顆粒円柱 尿 円柱の基質内は顆粒状を呈する。一部に切れ込みを認める。硝子円柱と比較すると円柱の幅も広い。
顆粒円柱 尿 円柱の基質内は粗大の顆粒状を呈する。円柱の辺縁には繊維状の尿細管上皮細胞を認める。細胞は厚みがなく薄い。円柱の幅も広い。
顆粒円柱 尿 円柱の基質は粗大の顆粒状を呈する。円柱の幅は60μmを超え、顆粒円柱由来の幅広円柱である。
塩類円柱 尿 基質内に塩類(尿酸塩)を認める塩類円柱である。採尿後、塩類が析出した場合は、一面(背景)に析出することで鑑別が可能である。
塩類円柱 尿 基質内に尿酸塩を認める塩類円柱である。基質内の尿酸塩は、赤血球に類似するが褐色で大小不同がある。
塩類円柱 尿 基質内に塩類(リン酸塩)を認める塩類円柱である。円柱の辺縁に繊維状の尿細管上皮細胞を認めることが多い。
大食細胞円柱 尿 基質内に大食細胞を3個以上認める円柱を大食細胞円柱と判定する。大食細胞の核は偏在しやや楕円形である。
大食細胞円柱 尿 基質内に大食細胞を認める。基質内の大食細胞の核は偏在し、小型の核小体を認める。
大食細胞円柱 尿 基質内に大食細胞を認める。一部の大食細胞(中央)は脂肪化した卵円形脂肪体と思われる。
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