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病理・血液・細胞診断画像

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画像 病理診断名 臨床診断名 検体 解説
過形成 肺癌 気管支上皮 気管支上皮の核が腫大し,配列も乱れている.クロマチンも濃く染まり,一見腺癌のように見えるが,一部に線毛が見られる.線毛があれば癌としない.
砂粒体 肺癌 喀痰 肺組織内の小石灰化物で,同心円状をしている.乳頭状の腫瘍に出現することが知られており,これが喀痰にみつかれば,肺腺癌の有無を調べる必要がある.
砂粒小体 肺癌 喀痰 好塩基性の石灰化物で同心円状である.英語ではPsammoma bodyと書き,日本語では砂粒体~砂瘤体と書く.乳頭状腺癌でよく見られるが,良性病変でも出現することがある.
非角化型扁平上皮癌 肺腫瘍 喀痰 核腫大,核小体腫大があり,核形も不正である.細胞質が厚いことから扁平上皮系の悪性細胞であることが推定される.一見,ヘルペス感染細胞に似ているが,核内封入体や鋳型構造は見られない.
気管支上皮の中等度異形成 肺腫瘍 喀痰 炎症性細胞を背景に、3個の核腫大した異形扁平上皮を見る。核の形が凸凹しており、異型が見られる。まだ胞体は広く、中等度異形成に相当する変化である。
高度異形成細胞 肺癌 喀痰 壊死・炎症性の背景に、異型のある扁平上皮を認める。細胞質はオレンジ色で核は濃く染まっている。高度異形成の扁平上皮で、角化型扁平上皮癌の細胞との鑑別が問題となる。
気管支の高度異形成上皮 肺癌 気管支粘膜は全層が異型上皮に置換されている。大型の異型細胞も混在している。高度異形成粘膜である。
上皮内癌細胞 肺癌 喀痰 炎症細胞を背景に、異型のある核腫大細胞を見る。クロマチンの増量があり、組織学的には上皮内癌であった。
気管支の上皮内癌 肺癌 喀痰検査で繰り返しClass 5の判定だが、胸部XPで異常なく、3回目の内視鏡検査で下葉気管支壁に初期の扁平上皮癌が発見された。
癌真珠 肺癌 喀痰 渦巻き状の細胞集塊が見られる。核異型とクロマチンの増量があり、扁平上皮癌の癌真珠である。これは、組織で見られる角化扁平上皮癌胞巣の中心にある癌真珠が出現したもので、良性由来のPearlもあるので、注意が必要である。
扁平上皮癌細胞 肺癌 喀痰 壊死炎症性の背景に、多数の異型角化細胞が見られる。扁平上皮は異型のある核を有し、核形は多形性に富んでいる。浸潤性の角化型扁平上皮癌の細胞像である。
扁平上皮癌の肉眼像 肺癌 左肺の下葉に白色の腫瘤形成がある。中心に壊死と空洞形成がある。扁平状悲願の特徴的な肉眼像である。
扁平上皮癌 扁平上皮癌、高分化型 異型のある扁平上皮の集塊があり、周囲から中心に向かって分化傾向を示す。このような集塊を癌真珠といい、高分化型扁平上皮癌で見られる。
角化型扁平上皮細胞癌 肺癌 喀痰 核腫大し、クロマチンが濃染するオタマジャクシ(Tadpole)様の細胞が見られる。細胞質は好酸性で赤く、角化傾向を示している。浸潤性の角化扁平上皮癌で見られる特徴的な細胞である。
扁平上皮細胞癌 肺癌 喀痰 Tadpole型の異型細胞が見られる。核形不整とクロマチンの増量があり、細胞質はライトグリーン好性で、肥厚している。角化はないが、高分化型の扁平上皮癌由来の細胞である。
角化型扁平上皮細胞 肺癌 喀痰 壊死性、炎症性の背景に、多彩な異型扁平上皮癌細胞が見られる。細長いFiber型の異型細胞も見られる。細胞質はオレンジ色で角化傾向を示している。角化型扁平上皮癌の像である。
角化型扁平上皮癌、蛇細胞 肺癌 喀痰 オレンジG好性で赤く染まる蛇型の異型扁平上皮である。Snake cellとも呼ばれ、角化型扁平上皮癌で見られる。
中分化型扁平上皮癌 肺癌 線維組織を背景に、異型扁平上皮の胞巣が見られる。核の大小不同があり、角化は見られない。中分化型の扁平上皮癌である。
扁平上皮癌 肺癌 喀痰 一個の異型細胞があり、核腫大、核形不整、クロマチンの不整分布を示す。細胞質は厚く、中分化型の扁平上皮癌細胞である。
中分化型扁平上皮癌の肉眼像 肺癌 主気管支壁から発生した充実性の腫瘤がある。壊死はない。気管支の内腔を閉塞している。高分化型の扁平上皮癌とは異なった像である。
小細胞癌とリンパ球 肺癌 喀痰 上段は小細胞癌で、下段はリンパ球である。小細胞癌の細胞は、裸核状で、リンパ球よりもやや大きく、核縁が不整である。クロマチンもリンパ球に比較して繊細である。癌細胞の中に一部リンパ球が混在している。小細胞癌の細胞は鋳型の結合性を示すが、ここでは見られない。下段のリンパ球は比較的均一で、核に異型が見られない。
小細胞癌 肺癌 小細胞癌の組織像である。小型で裸核状の細胞が増殖している。軽い結合性があるが、特定の分化傾向を示さない。しかし、神経内分泌腫瘍の一つであるので、ロゼット形成が見られることがある。
小細胞癌 肺癌 喀痰 喀痰中に出現した小細胞癌の細胞。裸核状で、核クロマチンは繊細である。混在するリンパ球は小さく、核は濃縮している。
小細胞癌の肉眼像 肺癌 白色の部分が腫瘍組織である。気管支に沿って広がっている。脈管性の浸潤が示唆される。
小細胞癌 肺癌 裸核状の小型腫瘍細胞が緩い結合性をもって増生している。紡錘形の核も見られる。一部に流れるような配列もある。かっては中間型と呼ばれた組織型である。
小細胞癌細胞 肺癌 喀痰 リンパ球に類似した小型細胞の増加がある。混在するリンパ球と比較すると、ややサイズが大きく、クロマチンは繊細である。結合性は低下している。潰れて核線状となる細胞もある。
小細胞癌細胞 肺癌 喀痰 肺門部に白色の腫瘤がある。気管支壁から発生していることがわかる。気管支内にも進展している。
肺腺癌、細気管支肺胞上皮型 肺癌 喀痰 結合性を有する腺細胞が平面的な集荷で出現している。核の大小不動と核小体が見られる。異型は軽度であるが、核の不均一性があり、細気管支肺胞上皮癌が示唆される。
肺腺癌、細気管支肺胞上皮型 肺癌 喀痰 やや太くなった肺胞隔壁の表面に沿って、Ⅱ型肺胞上皮に類似した細胞が増生している。核の大小不同があり、核密度が高い。
肺腺癌、腺管型 肺癌 喀痰 円形の核を有する異型腺細胞が結合性を示して出現している。核大小不同、核小体が見られる。クロマチンもやや増加しており、腺癌の像である。
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