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病理・血液・細胞診断画像

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画像 病理診断名 臨床診断名 検体 解説
血尿 尿 大部分が糸球体型赤血球(変形赤血球)で多彩な形態を認める。判定時は個々の赤血球形態に注目するのではなく、全体像を把握することが重要である。
血尿 尿 赤血球の外側に突出したコブを認める。糸球体型赤血球では、しばしば観察される特徴的な形態で、赤血球の中央部は標的状を示している。
血尿 尿 多彩な形態を認める。中央の赤血球は、標的・ドーナツ状を呈する。大部分の赤血球は、脱ヘモグロビン状を呈する。
血尿 尿 大部分の赤血球が糸球体型赤血球である。多彩な形態を認める。大部分の赤血球は脱ヘモグロビン状である。
血尿 尿 脱ヘモグロビン状を呈し、S染色では染色後これらの特徴が消失する場合があるので速やかな観察が必要である。
上皮円柱 尿 円柱の基質内に尿細管上皮細胞を3個以上認める。S染色では赤紫色の細胞質に青色の核が点在する。
上皮円柱 尿 円柱の基質内に尿細管上皮細胞を3個以上認める。左上にも円柱内と同様の尿細管上皮細胞を認める。
上皮円柱 尿 円柱内に尿細管上皮細胞を認める。一部、顆粒成分を認めるが、1/3未満である。
上皮円柱 尿 円柱の辺縁に細長い繊維状の尿細管上皮細胞を認める。
脂肪円柱 尿 基質内に3個以上の脂肪球を認める円柱を脂肪円柱と判定する。基質内に多数の脂肪球を認める。
脂肪円柱 尿 基質内に3個以上の脂肪球を認める。脂肪球の大きさが小さいときは、顕微鏡の微動ねじを動かし、光沢を確認する。
脂肪円柱 尿 基質内に3個以上の脂肪球を認める。一般に尿蛋白は陽性のことが多く、背景に卵円形脂肪体を認めることが多い。
脂肪円柱 尿 基質内に卵円形脂肪体を1個以上認める円柱を脂肪円柱と判定する(卵円形脂肪体はその中に3個以上の脂肪球を認めるため)。
脂肪円柱 尿 基質内に卵円形脂肪体と小形の脂肪球を認める。脂肪球は大小不同で光沢を有する。
脂肪円柱 尿 基質内に5個の卵円形脂肪体を認める。個々の卵円形脂肪体内の脂肪球は小型で光沢を有する。青く染まった核を認める。
脂肪円柱 尿 基質内に卵円形脂肪体と脂肪球を認める。脂肪球は大小不同が著しく、光沢を有する。
脂肪円柱 尿 基質内に卵円形脂肪体と脂肪球を認める。脂肪球は大小不同が著しく、光沢を有する。円柱の幅は60μmを超える。
脂肪円柱 尿 脂肪成分はSudanⅢ染色で橙色~赤色に染まる。小型の脂肪球の場合、脂肪球の判定に苦慮する場合があり有用である。
赤血球円柱 尿 基質内に赤血球を3個以上認める円柱を赤血球円柱と判定する。腎臓(ネフロン)からの出血を意味する。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。赤血球円柱を認める場合、背景に糸球体型赤血球(変形赤血球)を認める場合が多い。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。S染色では円柱内の赤血球は、淡黄色~赤色(脱ヘモグロビン状)を呈する。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。一部(中央部)は顆粒状を呈するが1/3未満である。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。円柱内の赤血球は脱ヘモグロビン状を呈し、赤く染まる。円柱の幅は60μmを超える。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。背景には糸球体型赤血球(変形赤血球)を認める。
顆粒円柱・赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球と1/3以上の顆粒成分を認める混合円柱で、赤血球円柱と顆粒円柱と判定する。顆粒成分は赤血球に由来する。
赤血球円柱 尿 基質内に多数の赤血球を認める。基質内の赤血球は脱ヘモグロビン状を呈し、赤紫色に染まる。
白血球円柱 尿 基質内に白血球を3個以上認める円柱を白血球円柱と判定する。青く染まった基質内の白血球は好中球で分葉核を認める。
白血球円柱 尿 基質内に多数の白血球を認める。基質内の白血球は好中球で分葉核を認める。
白血球円柱 尿 基質内に多数の白血球を認める。上皮円柱は赤紫色の細胞に青い核が点在するのに対し、白血球円柱は桃色の細胞質に分葉核を認める。
白血球円柱 尿 基質内に多数の白血球を認める。白血球円柱は比較的、幅広円柱は少なく基質内に2列程度に並ぶことが多い。
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