疾患解説
| フリガナ | ヒフガン |
| 別名 | 悪性腫瘍(皮膚) |
| 臓器区分 | 皮膚疾患 |
| 英疾患名 | Skin Cancer |
| ICD10 | C44.9 |
| 疾患の概念 | 皮膚癌の大部分は、皮膚の露光部に生じ、発症率は戸外労働者、スポーツ愛好者および日光浴愛好者で高く、メラニン色素量と反比例し、皮膚の色の薄い人が最も罹患しやすい。種類としては、Kaposi肉腫、Bowen病、乳房Paget病、乳房外Paget病、基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫に分けられる。約80%は基底細胞癌、次いで有棘細胞癌、悪性黒色腫が多い。 |
| 診断の手掛 | いつまでも消褪しない丘疹、または”芯の見えないにきび”として生じることが多い。周囲に拡大していくような病変を見たら圧痛、炎症、痂皮形成、出血の有無を問わず本症を強く疑い全て生検すべきである。 |
| 主訴 |
潰瘍|Ulcer 丘疹|Papule 結節|Node/Tuber/Tuberdle 紅斑|Erythema/Rubedo 色素沈着|Pigmentation/Chromatosis 腫瘤|Tumor バザリオーマ小結節|Bazarioma nodule びらん|Erosion |
| 鑑別疾患 |
色素性母斑 脂漏性角化症 慢性湿疹 乾癬|Psoriasis 白癬 カンジダ症 ケラトアカントーマ 日光角化症 悪性黒色腫|Malignant Melanoma 基底細胞癌 Merkel細胞癌 ヒトパピローマウイルス感染症 色素性乾皮症 |
| スクリーニング検査 |
Immunoglobulin A|免疫グロブリンA [ Immunoglobulin G|免疫グロブリンG [ Transferrin|トランスフェリン [ |
| 異常値を示す検査 |
Ceruloplasmin|セルロプラスミン/フェロオキシダーゼ [ |
| 関連する検査の読み方 |
【生検】【組織診】 確定診断に有用である。 |
| 検体検査以外の検査計画 | CT検査、MRI検査 |