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疾患解説

フリガナ パラインフルエンザウイルスカンセン
別名
臓器区分 感染性疾患
英疾患名 Parainfluenza Virus Infection
ICD10 B34.8
疾患の概念 パラインフルエンザウイルスは、近縁のいくつかのウイルスがあり、感冒からインフルエンザ様症候群や肺炎まで多岐にわたる呼吸器疾患を引き起こす。ウイルスは1、2、3、4型の4種類あるが、1型と2型は秋に流行する傾向があり、1型は6~36ヶ月の乳幼児に感染しクループを発症する。3型は乳児に肺炎と細気管支炎を発症する。
診断の手掛 特に秋口に微熱を伴う感冒様症状、咽頭炎、気管支炎などの気道感染症を発症した患者を診たら本症を疑う。初感染児には50~80%で急性発熱症状を呈する。
主訴 咽頭痛|Pharyngodynia
感冒様症状|Symptomes of common cold
嗄声|Hoarseness
発熱|Pyrexia/Fervescence/Fever
微熱|Low grade fever/Febricula
鑑別疾患 かぜ症候群
流行性耳下腺炎|Mumps
急性気管支炎
肺炎|Pneumonia
細気管支炎|Bronchiolitis
スクリーニング検査 C-reactive Protein|C反応性蛋白 [/S]
異常値を示す検査 Amyloid A Protein|血清アミロイドA蛋白/アポSAA/アミロイドA蛋白 [/S]
関連する検査の読み方 【パラインフルエンザウイルス抗体】
感染の有無の判定に有用である。パラインフルエンザウイルスは秋から冬にかけ乳児~小児に飛沫による気道感染で咽頭炎、気管支炎、肺炎、クループなどをを発症するRNAウイルスである。臨床的には冬季に小児呼吸器感染症が認められた場合にペア血清を用いて検査を行う。
【ウイルス検出】
気導分泌物、咽頭スワブ、鼻咽頭洗浄液からのウイルス検出が最も特異性の高い検査である。
検体検査以外の検査計画 胸部X線検査

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