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疾患解説

フリガナ フウシン
別名 ドイツ麻疹
3日はしか
臓器区分 感染性疾患
英疾患名 Rubella Infection
ICD10 B06.9
疾患の概念 RNAウイルスのトガウイルス科に属する風疹ウイルス(Rubella virus)による急性の発疹性の感染症で、「三日はしか」とも呼ばれ、小学校低学年の学童が多く罹患する。発症すれば紅斑性の発疹が消失するまでは登校停止となる。妊娠早期に感染すると、自然流産、死産、または先天性感染を引き起こすことがある。患者は無症候性感染の期間、または発疹出現の7日前から発疹出現後15日目までは風疹を伝播する可能性があり、リスクが最大となる期間は発疹出現の数日前から発疹出現後7日目までである。風疹は麻疹と比べると感染力が弱く、自然感染後の免疫は生涯に亘り持続する。5類感染症である。
診断の手掛 風疹が流行している地域で、全身性の斑状丘疹状の淡紅色紅斑やリンパ節腫脹が出現した患者を診たら本症を疑う。後頭部、耳介後部、後頸部のリンパ節の有痛性腫脹が特徴的である。発疹、発熱、リンパ節腫脹が3主症状である。14~21日の潜伏期の後、成人では1~5日間の前駆期に微熱、全身倦怠感、結膜炎およびリンパ節腫脹が見られる。小児では前駆期はごく軽微であるか認められない。圧痛を伴う後頭部、耳介後部および後頸部リンパ節の腫脹が特徴的である。発症時には咽頭充血が見られる。発疹は、麻疹に類似しているが、範囲が狭く、消失しやすく、しばしば小児では最初の徴候となる。発疹は、顔面および頸部から始まり、体幹と四肢へ急速に拡大する。発症時には、圧迫により消退する斑状紅斑が特に顔面に出現することがある。第2病日には、しばしば発疹が紅潮を伴って、点状の猩紅熱様に見えるる。軟口蓋の点状出血斑(Forschheimer斑)は、後に癒合して強い発赤面となる。発疹は3~5日間持続する。小児は、全身症状は認められないか軽度で、全身倦怠感や時に関節痛が見られる。成人では、全身症状は軽度であるが、時に発熱、全身倦怠感、頭痛、関節硬直、一過性の関節炎および軽度の鼻炎がみられる。典型的には発疹出現後2日目までに解熱する。
主訴 咽頭痛|Pharyngodynia
紅斑|Erythema/Rubedo
頭痛|Headache/Cephalalgia
咳|Cough
全身倦怠感|General malaise/Fatigue
痰|Sputum
発熱|Pyrexia/Fervescence/Fever
バラ紅色斑状丘疹|Rose color maculo-papuler rash
鼻閉|Rhinostenosis/Rhinodeisis
鼻漏|Rhinorrea/Nasal flow/Nasal discharge
発疹|Eruption/Exanthema
リンパ節腫脹|Lymphadenopathy
鑑別疾患 エンテロウイルス感染症
サル痘
修飾麻疹
伝染性紅斑
麻疹|Measles
溶血連鎖球菌感染症
リンパ節炎
デング熱|Dengue
サイトメガロウイルス感染症|Cytomegalovirus Infection
スクリーニング検査 Leukocytes|白血球数 [/B]
Lymphocytes|リンパ球 [/B]
Neutrophils|好中球 [/B]
Platelets|血小板 [/B]
異常値を示す検査 Cells [/CSF]
Complement Fixation [/S]
Hemagglutination Inhibition [/S]
Lymphocyte T-Cells|T細胞 [/B]
Rubella Antibody|風疹ウイルス抗体/風疹ウイルスIgG/風疹ウイルスIgM/抗風疹ウイルス抗体 [Positive/S]
関連する検査の読み方 【CBC】
白血球は減少するが単球は増加し、異型リンパ球が見られる。血小板が減少し、出血傾向を来すことがある。形質細胞が見られることがある。
【抗白血球抗体】
陽性になることがある。
【風疹ウイルス抗体】
HI法では急性期と回復期のペア血清で、4倍以上のIgG抗体価の増加で感染とする。EIA法では特異的IgM抗体が検出されれば感染が確定する。風疹感染の診断は通常HI法(赤血球凝集抑制性試験)で行っているが、HI法は急性期と回復期のペア血清で行うため、迅速診断が困難である。近年、EIA(酵素免疫測定法)による急性期の特異IgM抗体の測定による単一検体での診断が可能になった。IgM抗体は感染後約1週間でピークとなり、2~3ヶ月後に陰性化する。風疹の問題点は妊娠前半期の初感染により、出生児に先天性風疹症候群を発症することである。このため、妊婦やTORCH症候群の抗体検査は必須の検査である。
【尿沈渣】
細胞質内封入体細胞を認める。
【リンパ球刺激試験】
低値である。
【臨床検査】
臨床検査が必要な患者は、妊婦、新生児、及び脳炎患者に限られる。
検体検査以外の検査計画

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