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疾患解説

フリガナ ケイシツショウ
別名 大腸憩室症
臓器区分 消化器疾患
英疾患名 Diverticulosis
ICD10 K57.9
疾患の概念 結腸に憩室が多発した状態で、原因は低線維食の摂取と考えられている。発生頻度は10%程度で欧米よりは低いが、最近、食生活の変化で増加傾向にある。殆どは無症状であり内視鏡や注腸X腺造影検査で偶然見つかるが、炎症または出血を引き起こすものもある。憩室は大腸のいずれの部位にも発生するが、通常はS状結腸に生じ、まれに直腸の腹膜反転部より下方に発生する。大きさは直径が3mmから3cmを超えるものまで様々であり、通常、複数の憩室を持つ。憩室症は40歳未満の人では稀であるが、その後、頻度が上昇し90歳の人はほぼ全員が多数の憩室を有する。
診断の手掛 過敏性腸症候群などの機能性消化器障害症状を呈する場合もあるので、このような症状を訴える患者を診たら本症を疑う。憩室症患者の70%は無症状であるが、15~25%が憩室炎を発症し、10~15%に無痛性出血をみる。出血は、憩室内の宿便による血管のびらんに起因すると考えられる。殆どの憩室は遠位部に生じるが、出血の75%は脾弯曲部より近位の憩室で起こる。
主訴 下血|Melena
下痢|Diarrhea
発熱|Pyrexia/Fervescence/Fever
腹痛|Abdominal pain
便秘|Constipation
鑑別疾患 過敏性腸症候群|Irritable Bowel Syndrome(IBS)
急性虫垂炎|Acute Appendicitis
クローン病|Crohn's Disease
潰瘍性大腸炎|Ulcerative Colitis
虚血性腸炎
感染性腸炎
大腸癌|Cancer of Colon
卵巣嚢腫
子宮外妊娠|Ectopic Pregnancy
腎結石症
尿路感染症|Urinary Tract Infection(UTI)
スクリーニング検査 CEA|癌胎児性抗原 [/S]
C-reactive Protein|C反応性蛋白 [/S]
Erythrocyte Sedimentation Rate|赤血球沈降速度 [/B]
Hematocrit|ヘマトクリット/赤血球容積率 [/B]
Hemoglobin|ヘモグロビン/血色素量 [/B]
Iron|鉄/血清鉄 [/S]
MCH|平均赤血球ヘモグロビン量 [/B]
MCHC|平均赤血球ヘモグロビン濃度 [/B]
TIBC|総鉄結合能 [/S]
異常値を示す検査 Occult Blood|潜血反応(便)/グアヤック法/o-トリジン法/ラテックス凝集法 [/F]
関連する検査の読み方
検体検査以外の検査計画 注腸X線造影検査、腹部エコー検査、腹部CT検査、内視鏡検査

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