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疾患解説
フリガナ
マンセイコキュウフゼン
別名
臓器区分
呼吸器疾患
英疾患名
Chronic Respiratory Insufficiency
ICD10
J96.1
疾患の概念
肺における混合静脈血の酸素化と二酸化炭素排出の一方または両方が障害された状態で、PaO₂は60Torr以下となり、呼吸不全の状態が、少なくとも1ヶ月以上持続するものとされている。原因は、ガス交換の障害、換気の減少、またはその両方がありうる。
診断の手掛
低酸素血症による呼吸困難、頻呼吸、チアノーゼや高二酸化炭素血症による頭痛、うっ血乳頭、振戦などの症状を診たら本症を疑う。
主訴
息切れ|Shortness of breath/Breathlessness
意識障害|Memory impaiment
血圧上昇|Pressur increase/Pressure rise
血圧低下|Blood pressure decreased
呼吸困難|Dyspnea
昏睡|Coma
昏迷|Stupor
錯乱|Confusion
四肢冷感|Cold sensation of extremity
視力障害|Blurred vision/Visual impairment
振戦|Tremor
頭痛|Headache/Cephalalgia
喘鳴|Wheeze/Stridor
チアノーゼ|Cyanosis/Cyanopathy
発汗異常|Dyshidrosis/Paridrosis
皮膚紅潮|Skin flush/Rubedo
頻呼吸|Tachypnea
頻脈|Tachycardia
不安|Anxiety
不整脈|Arrhythmia
不眠|Insomnia
乏尿|Oliguria
無尿|Anuria
鑑別疾患
気胸
急性呼吸促迫症候群|Acute Respiratory Distress Syndrome(ARDS)
ギラン-バレー症候群|Guillain-Barre Syndrome
重症急性呼吸器症候群|Severe Acute Respiratory Syndrome(SARS)
重症筋無力症|Myasthenia Gravis
心不全|Heart Failure
脊髄損傷
肺炎|Pneumonia
肺水腫|Pulmonary Edema
肺塞栓症|Pulmonary Embolism(PE)
ボツリヌス中毒|Botulism
ポリオ|Poliomyelitis
慢性閉塞性肺疾患|Chronic Obstructive Pulmonary Disease(COPD)
スクリーニング検査
C-reactive Protein|C反応性蛋白
[
/S]
Erythrocytes|赤血球数
[
/B]
Erythrocyte Sedimentation Rate|赤血球沈降速度
[
/B]
Leukocytes|白血球数
[
/B]
異常値を示す検査
関連する検査の読み方
【還元ヘモグロビン】
5g/dLを超えるとチアノーゼが認められる。
【動脈血ガス分析】
60Torr以下のPaO2が1ヶ月を超えて持続する場合は、慢性呼吸不全と診断する。45Torr以下はI型呼吸不全、45Torr以上ならII型呼吸不全である。PaO2は動脈血中に溶解しているO2の分圧で、その値は血液中のO2の利用度を反映している。血中O2濃度低下やCO2濃度上昇があれば、肺のガス交換機能や換気運動の障害を考える。体内の酸素予備能は1リットル程度で極めて少なく、数分の供給停止は死にいたる。臨床的にはpH、PCO2、So2、HCO3-などと同時に測定し、肺のガス交換能を評価する。
検体検査以外の検査計画
胸部X線検査、パルスオキシメトリー、呼吸機能検査、心電図検査、運動負荷試験
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