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疾患解説
フリガナ
タンノウガン
別名
悪性腫瘍(胆嚢)
臓器区分
消化器疾患
英疾患名
Cancer of Gallbladder
ICD10
C23
疾患の概念
胆嚢と胆嚢管が原発の癌で、組織学的には殆どが腺癌である。60歳以上の女性に多く、男女比は1:2で、ほぼ全ての患者(70~90%)に胆石がみられる。予後は極めて不良である。
診断の手掛
50~70代の患者に右上腹部、右季肋部の持続性疼痛、かゆみ及び無痛性の黄疸が見られたら本症を疑う。早期の肝門部周囲の腫瘍では、漠然とした腹痛、食欲不振、体重減少のみを訴えることもある。その他、易疲労感、灰白色便、触知可能な腫瘤、肝腫大、胆嚢の拡張(遠位部の胆管癌に伴うCourvoisier徴候)が見られる。患者は胆石症と合併している例が多いので、胆石症の患者は定期的な検査を必要とする。症状が現れた患者は、転移が殆ど必発である。
主訴
黄疸|Jaundice
灰白色便|Whitish stool/Acholic stool
かゆみ|Itching
食欲不振|Anorexia
全身倦怠感|General malaise/Fatigue
体重減少|Weight loss
発熱|Pyrexia/Fervescence/Fever
腹水|Ascites
腹痛|Abdominal pain
腹部腫瘤|Abdominal tumor/Abdominal mass
腹部膨満感|Sense of Abdominal fullness
右季肋部痛|Pain in the right hypochondrium/Right Hypochondralgia
やせ|Weight loss
鑑別疾患
胆石症|Cholecystolithiasis
胆嚢腺筋腫症
黄色肉芽腫性胆嚢炎
慢性胆嚢炎
胆嚢ポリープ
スクリーニング検査
α-Fetoprotein|α-フェトプロテイン
[
/S]
Alkaline Phosphatase|アルカリホスファターゼ/アルカリ性ホスファターゼ
[
/S]
Alanine Aminotransferase|アラニンアミノトランスフェラーゼ/グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ
[
/S]
Aspartate Aminotransferase|アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ/グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ
[
/S]
Bilirubin-Total|総ビリルビン/ビリルビン
[
/S]
CEA|癌胎児性抗原
[
/Bile,
/S]
Prothrombin Time|プロトロンビン時間
[
/P]
γ-Glutamyltranspeptidase|γ-グルタミルトランスペプチダーゼ/γ-グルタミルトランスフェラーゼ
[
/S]
異常値を示す検査
Adenosine Deaminase|アデノシンデアミナーゼ
[
/S]
Alkaloids [
/S]
Bile Acids|総胆汁酸
[
/S]
CA 125|CA125
[
/Bile,
/S]
CA 19-9|CA19-9
[
/Bile,
/S]
CA 195 [
/S]
CA 242 [
/S]
CA 50|CA50
[
/S]
CA 72-4|CA72-4
[
/S]
Creatine Kinase MM-Isoenzyme|CK-MM
[
/S]
Cytokeratin 19 Fragment|サイトケラチン19フラグメント/シフラ/シフラ21-1/CYFRA
[
/S]
Dupan-2|DU-PAN-2
[
/S]
Fibronectin|フィブロネクチン
[
/Bile]
Interleukin-6|インターロイキン-6
[
/S]
K-ras Oncogene|KRAS遺伝子/K-ras遺伝子関連検査
[
/Bile]
Lactate|乳酸/ラクテート
[
/Bile]
Pancreatic Polypeptide|膵臓ポリペプチド
[
/S]
Sialyl-Tn Antigen|シアリルTn抗原
[
/Bile]
Sialyltransferase [
/S]
Trypsin-2-α1-Antitrypsin [
/S]
Trypsinogen-2|トリプシノゲン2
[
/S]
関連する検査の読み方
【ALP】
進行癌で高値である。
【CBC】
多くの場合貧血を認める。
【肝機能検査】
腫瘍の部位や範囲の違いで肝内胆管の閉塞、肝内転移、胆嚢炎などを併発し、検査所見に反映される。
【ビリルビン】
高くなり入院時に約半数の患者で黄疸を認める。
【腫瘍マーカー】
原発性硬化性胆管炎の患者は、CEA1とCA 19-9を定期的に測定して、胆管癌のモニタリングを行う。
【糞便一般検査】
潜血反応がしばしば陽性である。
【尿沈渣】
ビリルビン結晶が認められる。
検体検査以外の検査計画
超音波検査、CT検査、MRI検査、超音波内視鏡検査、核磁気共鳴膵胆管造影法、内視鏡的逆行性膵胆管造影法、経皮経肝胆道造影法
関連する診断画像
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