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疾患解説
フリガナ
ヒシュ
別名
ヒシュ
臓器区分
消化器疾患
英疾患名
Splenomegaly
ICD10
R16.1
疾患の概念
多くの疾患に続発する脾臓の腫大で、超音波検査で長軸が10cm以上ある場合を脾腫とする。一般的な原因は、肝硬変などによるうっ血性脾腫、急性・慢性感染症、サルコイドーシス、アミロイドーシス、結合組織疾患、骨髄増殖性・リンパ増殖性疾患、溶血性貧血、ゴーシェ病などの蓄積症、脾嚢胞などである。急性ウイルス性感染症の50%、重症感染症の20%、溶血性貧血の70%、血液造血器疾患の40%に脾腫が見られる。脾腫が肋骨下縁の8cm下方で、脾臓が触知可能なほど巨大になった場合、原因は慢性リンパ性白血病、非ホジキンリンパ腫、慢性骨髄性白血病、真性多血症、骨髄化生を伴う骨髄線維症、有毛細胞白血病である。
診断の手掛
発現する症状の殆どは基礎疾患に由来し、脾腫そのものの症状は、巨大脾腫による左上腹部の膨満感と左上腹部痛以外には反復する感染症、貧血症状、出血傾向などである。また、骨髄線維症、慢性骨髄性白血病、本態性血小板血症などでは、患者自身が左季肋部のしこりを訴えることもある。脾腫のある患者が上腹部の激痛を訴えたら脾梗塞を疑う。
主訴
季肋部痛|Hypochondralgia
上腹部痛|Upper abdominal pain
貧血症状|Anemic symptom
腹痛|Abdominal pain
腹部膨満感|Sense of Abdominal fullness
鑑別疾患
Budd-Chiari症候群
Felty症候群
Gaucher病
Niemann-Pick病
悪性リンパ腫|Malignant Lymphoma
アミロイドーシス|Amyloidosis
ウイルス性肝炎|Viral Hepatitis
右心不全
関節リウマチ|Rheumatoid Arthritis
肝硬変|Cirrhosis of Liver
急性肝炎|Acute Hepatitis
急性白血病|Acute Leukemia
骨髄線維症|Myelofibrosis
サイトメガロウイルス感染症|Cytomegalovirus Infection
細菌性心内膜炎
サルコイドーシス|Sarcoidosis
真性赤血球増加症
全身性エリテマトーデス|Systemic Lupus Erythematosus(SLE)
粟粒結核
腸チフス|Typhoid Fever
伝染性単核球症|Infectious Mononucleosis
特発性血小板減少性紫斑病|Idiopathic Thrombocytopenic Purpura(ITP)
敗血症|Sepsis
梅毒|Syphilis
脾梗塞
脾腫瘍
脾膿瘍
ブルセラ症|Brucellosis
マラリア|Malaria
慢性骨髄性白血病|Chronic Myeloid Leukemia(CLM)
慢性リンパ性白血病|Chronic Lymphocytic Leukemia(CLL)
ムコ多糖症|Mucopolysaccharidosis
門脈圧亢進症
門脈血栓症
溶血性貧血
スクリーニング検査
ALT|アラニンアミノトランスフェラーゼ/グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ
[
/S]
Alkaline Phosphatase|アルカリホスファターゼ/アルカリ性ホスファターゼ
[
/S]
Bilirubin|総ビリルビン/ビリルビン
[
/S]
Creatinine|クレアチニン
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/S]
異常値を示す検査
Acid Ribonuclease|酸性リボヌクレアーゼ
[
/S]
Alkaline Ribonuclease|アルカリ性リボヌクレアーゼ
[
/S]
Urea|尿素
[
/S]
関連する検査の読み方
【検査所見】
検査値の異常は脾腫の原因となる疾患により様々である。疑わしい原因疾患について検査を進める。
検体検査以外の検査計画
胸部X線検査、腹部超音波検査、CT検査、MRI検査
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